白ワイン　2017　クリオ・バタール=モンラッシェ・グラン・クリュ　ブラン=ガニャール

白ワイン　2017　クリオ・バタール=モンラッシェ・グラン・クリュ　ブラン=ガニャール

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商品の説明

（白ワイン）
フランス：ブルゴーニュ地方
品種：シャルドネ
容量：750ml
輸入元：(株)ラック・コーポレーション

このわずか1.57haのグラン・クリュを所有する７軒の栽培家のひとつ。バタールの南に隣接しているが、より石灰が強く、粘土が少ない。そのため、リッチさではバタールに劣るものの、よりミネラルな性格を帯びる。アカシアの花、白桃、ヘーゼルナッツのフレーバー。タイトなボディにミネラルのニュアンス。

バタールにクリオ=バタール、そしてモンラッシェと、望みうる最上の区画が揃っているドメーヌは、
当主であるジャン=マルク・ブランが1980年代の始めに伴侶クロディーヌと設立。
その名称からも分かるとおり、クロディーヌはシャサーニュの村で古くから定評あるワインを生んできたガニャール家の出身で、
上記銘柄はこのガニャール=ドラグランジュからの相続によるもの。
ドメーヌはフォンテーヌ=ガニャールの並びに位置し、収穫などはガニャール家と共同でおこなっている。
常にクリーンな状態に保たれたカーヴは、ゆっくりとした発酵を促すため摂氏16度前後に温度調節され、
また果汁、ワインの移動は負荷をかけないグラヴィティ・フローを取り入れている。
ぶどうの樹齢は平均で30年以上と安定しているが、クリオの一部には60年から70年になるヴィエーユ・ヴィーニュが植わる。
トリは畑とカーヴで入念に付し、収量はシャルドネーで40ヘクトリットルから45ヘクトリットル、ピノ・ノワールでその1割から2割ほど少ない量。
シャルドネーは圧搾後、イノックスのタンクでのデブルバージュを経て基本的に樽発酵――産地はアリエ――、新樽比率は2割前後――グラン・クリュはこれより高く、ヴィラージュは若干低め――。
バトナージュはミレジムによって調整し、酸の低い年には少なめにするものの、オリとの接触は出来るだけ長くとる。
ピノ・ノワールはベトンでのアルコール発酵の後、ヴィラージュで数パーセント、プルミエ・クリュで2割ほどという新樽割合で18ヵ月前後の熟成。

ふくよかさを感じさせるほどよい色調に、エレガントな果実を酸とミネラルが支えるしっかりした構成のワインは、リリースされてすぐに愉しめるが、熟成もきく。
クラスが上がるにつれより複雑さと凝縮感を増すが、グラン・クリュは10年ほどの熟成で、深みを備えた大きなスケールでバランスするグラン・ヴァンに見事に変身する。
このようなブラン=ガニャールの白だが、お値打ちはヴィラージュのシャサーニュ=モンラッシェ。ボワ・ド・シャサーニュにシャン・ガン、2ヵ所のプルミエ・クリュをアサンブラージュ――ミレジムによって割合は異なるが、2007年では4割――してあり、ほとんどプルミエ・クリュの複雑さを愉しめる高水準な仕上がりのもの。

20代半ばとなる息子マルク=アントワーヌもボーヌの農業高校を出た後、オーストラリア、ニュージーランドでの研修を終えドメーヌに戻ってきて、これからも期待十分のドメーヌ・ブラン=ガニャールである。